【活動報告】11月は子どもの権利月間

らいつでは、11月20日の世界子どもの日にちなんで、子どもの権利月間を11月に行っています。
毎年、いろんな方法で子どもの権利のことについて楽しく、時には真剣に考えられる仕掛けづくりをしています。

らいつ探偵

らいつ探偵とは、自分自分のことや、身近な場面から子どもの権利を発見する体験型ワークショップです。

初級編と、上級編に参加することができ、らいつ探偵手帳をもらいます。

らいつ探偵となった参加者は、館内のいろんなところに貼られているクイズや、いろんな場面のイラストをみてどう感じるかなどを自分自身のらいつ探偵手帳に書き込んでいきます。

手帳に書き込んだことを職員と話しながら、クイズの答えの確認などをしていきます。
大事なのは、正解の数ではなく「なぜそれを選んだのか」「正解の意味はなんなのか」をみんなで考えること!

例えば「子どもは、かならず学校に行かなければいけない 〇か×か」→×
…子どもたちには学ぶ権利はあるけど、学校でなければならないという決まりはありません。
反対に大人には子どもに教育を受けさせる義務はあるけど、それも学校である必要はありません。
そんなことを答えの確認をしながら、話をしみんなに子どもの権利について深く知ってもらうようにしています。

また、今年は言葉についてをテーマに内容を作成。
自分が嫌な気持ちになったとき、うれしい気持ちになったときどんな言葉にするか。

相手に気持ちを伝える時なんて言葉にするか。自分ならなんて言ってほしいか。
を考えられるような場面の設定や、問いを考えて手帳に盛り込みました。

参加したみんなからは
「0歳から権利がある!」「自分のことが分かった」「子どもの権利についてわかった。もっと問題を増やすと楽しい。」「権利やいろんな種類がある」
「大人に言いたいことは、増税を辞めてほしい! だって、お家のごはんに卵料理が出なくなった!お弁当にも卵焼きが出なくなった。卵が高くなったから。」

館内掲示

子どもの権利条約の文章を館内のいろんなところに貼り、ふとした時に目に入るようにしました。

遊びながら、立ち止まり読んでいる子や保護者のひとの様子も見れました。

子どもの権利かるた

11月18日(土)に「世界の子どもの権利かるた(制作:認定NPO法人国際子ども権利センター)をやろう!」をしました。

夕方の小学生と、中高生タイムの中高生が参加。
最初に「参加」「守秘」「尊重」として大事なことをみんなで確認し、スタート!
「参加」正解とかはないから自分の思っていることをどんどん言おう!
「守秘」他の人に言ってほしくないことは内緒にしよう!
「尊重」みんなそれぞれ考えが違うかもしれないけど、お互い否定しないで、受け止めよう!

小学生は、かるたを取りながら感想を言い合い、最後に気になったかるたを紹介してもらうと
「ろ:私たちは楽しく学校とかに行ってるけど、労働して遊べない子たちがこんなにいるんだ。服も破けてる」「よ:むりやり演じなくてもいいのにな~」「き:ぎゃくたいだよ。無理やり食べさせてる。時間が決められてて、違うと思う」「い:くるしいままでいてもなんにもならないから、自分を傷つける前に相談できるといいと思った」など紹介してくれました!
かるた中も「(相手が札を取る姿を見て)つよいな~」「君も強いよ!」などの声掛けをしながら楽しんでいました。

中高生タイムは、職員も参加して、中高生と対決!!最後にとれたかるたの数を確認するなど真剣勝負でしたが、終わった後も、どのかるたが気になるか選ぶときも時間をかけて、真剣に選んでいました。
かるたを選んだときの中高生の感想では、「ろ:(児童労働している子どもなど)色んな子がいるんだと思った」「す:(同性愛の人が)自分の友だちにもいる」「な:自分が悩みを話してもらえるような人になりたい」といった声がありました。
また平日の放課後には、小学生と高校生で、一緒にかるたをする場面もありました!

らいつでは、子どもの権利(らいつ)を大切にする児童館(あそび場)です。らいつのことを決めるときに、子どもの声が活かされること、まちのなかで子どもが活躍できる場をつくることに取り組んでいきます。

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