今年度、子どもまちづくりクラブでは、「防災・震災伝承」をテーマに活動してきました。どんなプロジェクトにしていきたいか話し合う中で、メンバーからは、“防災ゲームを作りたい”、“防災にも使えるロープワークをしたい”など取り組みたい活動についてたくさんの意見が出てきました。その中で、まずは利用する人たちに危険な場所に気づいてほしいということで、津波の危険性がある、らいつ周辺にある学区(石巻小・住吉小)を範囲として防災マップづくりを開始しました。
今回は、防災マップづくりに取り組むまちづくりクラブの活動の様子を報告します!
【ハザードマップづくりに向けたまち歩き】
夏休みに開催した防災企画では、地域で震災伝承や防災に取り組む“公益社団法人3,11みらいサポート”の中川さんにお越し頂き、ハザードマップのつくり方や注意点について、お話を聞くところから活動をスタート。その後、みんなで大きな地図を広げ、2時間でまわるコースを検討して、マップ係、記録係など役割分担も話し合い、まち歩きを行いました。
まち歩きでは、緊急避難場所や津波避難ビルなどもしもの時に登れる高台などの安全な場所や、不審者が出そうな場所、電柱が傾いている場所など危険な場所の記録を取りながらまち歩きしていきました。
まち歩き終了後の振り返りでは、「避難経路が、年寄りや妊婦さんは、つらいと思う」や「当時の東日本大震災について知ることができました」などの感想があり、実際の避難のことを考えるとともに、東日本大震災当時のことを知る機会にもなりました。
→夏休み防災企画の詳細はこちらを報告①、報告②をご覧ください!
【マップ作成と発表準備】
こうして夏休みの防災企画から始まった防災マップづくり。石巻小と住吉小の学区をこの約3か月間まち歩きをしてきました。“電柱が倒れそう”や“雨の時は滑りそう”などまちの中で自分たちが危険と感じた場所をみつけ、マップへ書いてシールを貼るなどマップづくりを進めてきました。
また地域の皆さんに向けた報告会に向け、タイムスケジュールについて話し合ったり、発表台本づくりなどみんなで準備に取り組んできました。
次回は、報告会の様子をお届けします!