今年度の子どもまちづくりクラブでは、「防災・震災伝承」をテーマに活動しており、「防災についての考えを深めるとともに、メンバーの親交を深めよう!」と今回、夏合宿の開催を決定!
らいつでは、8月8日子どもまちづくりクラブの夏合宿を開催!当初は、宿泊を含む1泊2日での開催を予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、宿泊なしの1日開催で行いました。合宿当日は、各企画ごとにメンバーが準備運営を行う形で、「ハザードマップ作成のためのまちあるき」、「メンバー同士で3.11の経験を話す語り部企画」「非常食体験」「防災ゲーム体験」を行いました。
【ハザードマップの作成のための準備とまちあるき】
まず、はじめに、地域で震災伝承や防災の活動をする“公益社団法人3,11みらいサポート”の中川さんにお越し頂き、ハザードマップのつくり方や注意点について、お話をお聞きするところから活動をスタート。その後、みんなで大きな地図を広げ、2時間でまわるコースを検討し、マップ係、記録係など役割分担も話し合い、まち歩きの準備をしました。その後、2チームに分かれ、まち歩きを行い、途中緊急避難場所や津波避難ビルについて説明を受けながら、もしもの時に登れる高台や東日本大震災の津波の高さなどを確認しながら進んでいました。また、危険な場所、緊急避難場所、津波避難ビルなどを撮影、記録してこれからのハザードマップ作成に向け準備していました。まちあるき終了後の振り返りでは、「避難経路が、年寄りや妊婦さんは、つらいと思う」や「当時の東日本大震災について知ることができました」などの感想があり、実際の避難のことを考えるとともに、東日本大震災当時のことを知る機会にもなりました。今後は、合宿でのまちあるきで見つけたポイントを地図に書き込むとともに、命を守るために、ハザードマップに盛り込むべき内容をメンバーで考え、完成に向け取り組んでいきます。
お昼ご飯は、防災合宿ということで、非常食体験として行いました。実際に避難時に多くの人が食べることになる非常食。実際に、どのようなものがあるのか担当メンバーが調べ、こんな非常食があるんだ!この非常食が実際にどんなものか食べてみたい!という声から企画しました。その日の献立は、”握らずにできる携帯おにぎり” ”非常食用ハンバーグ”、“きんぴらごぼう” “防災ゼリー” “チョコえいようかん”の5種類。
実際に食べてみて、参加者からは、「おなかにしっかりたまった」や「想像以上においしかった」などの声があり、避難時に食べるかもしれない非常食を実際に食べる貴重な経験にもなったようです。一方で、「きんぴらが塩辛かったからのどが渇いた」などの声もあり、非常食の課題についても考える機会になりました。
ここまでが午前中の活動でした!防災ゲーム体験、語り部企画など午後の様子は第二回でご報告します!