夏休みから作成してきた「防災マップ」の完成発表を兼ねたイベント「防災リベンジャーズ」を3月12日に開催しました!
「防災リベンジャーズ」というイベント名は、過去の津波や震災に対してリベンジする。次に震災が起きたときに少しでも助かるように備えるという意味を込め、みんなで決めました。
本来は、1日開催でたくさんの企画を行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、午前中の防災マップ発表と語り部企画のみ開催しました。後半に予定していた避難訓練、防災体験企画は、3月後半に行うことになりました。
【発表に向けてみんなで準備】#防リべ #準備
防災リベンジャーズで行う防災企画と防災マップの発表に向け、当日となる3月12日に向けて、準備を進めていきました。
「電気ガス水道がない生活、避難場所での生活を想像してみよう」など防災マップに掲載するメッセージをみんなで考えました。また防災企画については、避難訓練や語り部企画の詳しい内容、当日のタイムスケジュールなどを話し合いました。
リハーサル前の会議では、「寸劇で防災マップ紹介をしたい!」という1人のメンバーの声から、みんなで寸劇での発表をすることに決めました。台本も、自分たちで考えました。
メンバーは全体の活動がない日も、らいつに来たり、オンラインで話しあったり、台本や発表方法、当日の進行など準備を進め、3月5日の活動では、リハーサルも行い、当日の流れと寸劇について確認しました。
【いよいよ!3月12日防災リベンジャーズ当日】#防リベ #本番
〇防災マップ発表
いよいよ迎えたイベント当日!最初に避難ルート「石ノ森萬画館」と「らいつ」からの避難ルートを寸劇で再現。実際に遊んでいるときに地震が起きたという設定で、避難の際に気を付けてほしい点などを紹介していきました。「地面が割れている!」など、防災マップでも紹介している場所を劇に入れて演技していました。
次に、防災マップの掲載内容を紹介。防災マップに掲載されている「応急手当ページ」や「避難所ページ」など各担当ページについて、自分たちの言葉で伝えていました。
その後は、実際に大きく印刷したマップを参加者の皆さんに見てもらいました!すると、参加者からメンバーへ「なぜこの3つの避難ルートを選んだんですか?」「このマークの場所は、どんな場所なんですか」などの質問があり、メンバーも一つ一つの質問に丁寧に対応していました。また普段は、話すことが苦手なメンバーも、積極的に説明しており、普段とは違う一面もみれました。
〇語り部企画
語り部企画では、メンバーの小学校6年生から地域住民の60代の方までの方々が参加し、震災当時の経験や様子、聞いた話を5つの班に分かれて共有しました。今回の語り部企画の目的は、「子どももおとなもお互いに震災で経験したことを共有する」でした。参加者からの語り部では、「津波から逃げられた」という人の経験から小学生のときに震災を経験したまちづくりクラブメンバーの経験、別の都道府県に当時いた人の経験まで様々なお話が各班でありました。震災時に1歳の参加者は、「当時は海岸付近の公園にいたらしい」など実際に親や祖父母から聞いた話をもとに話していました。
イベント終了後に参加者にとったアンケートでも、「いろいろな世代の方々が、“意識”“価値”を共有する「場」となった」や「年代を超えて共有できる場だった」など語り部企画の目的の達成にもつながる感想がたくさんありました!
【まだまだ活動!防災リベンジャーズ!】#防災イベント #避難訓練
現在、らいつでは、発表した防災マップを配布中!来館した際には、ぜひ手に取ってお持ちかえりください!!
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