前回までのまちづくりクラブの活動はこちらをチェックしてください☆
https://ishinomaki-cc.jp/2020/08/28/machidukuri0828/
「今年はらいつを飛び出して、まちの人たちの話も聞いてどんな活動をしていくかを決めたい!」と今年の活動の目標を掲げた、子どもまちづくりクラブ。
最近は子ども会議からまちづくりクラブに参加したい!とクラブに参加するメンバーもいて、両方の活動に参加するメンバーの様子も増えてきました。
まずはまちへ出て、色んな人の話を聞こうと、夏休み中の8/14(金)にフィールドワーク(まちの人へのインタビューやまち歩き)を行いました。
今回のフィールドワーク先は、テーマを決めず、いまのメンバーが気になった場所を自分たちで探して決定しました。
1つ目は、「まちのお店やいまの石巻の経済について聞きたい」というメンバーの声から、震災からのいままでのまちの変化も含めてまちなかのことを知ろうということで石巻市役所復興政策課。
2つ目は、「COMMON-SHIP橋通り」や「石ノ森萬画館」の活動を知りたいというメンバーの声からその2つを運営する(株)まちづくりまんぼう。
3つ目は、「聞いたことがないし、新型コロナをきっかけに始めたサービスが気になる」というメンバーの声から、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに石巻の飲食店の食事をデリバリーするサービスを始めたハコブネ。
この3か所を自分たちで調査し、どんなことを聞きたいか考えていきました。
大人へのフィールドワークが初めてのメンバーたち。緊張していましたが、それぞれ事前に担当を決め、あいさつや質問の内容も1つ1つ考えて、取材にのぞみました。
復興政策課では「どこまでいったら復興なの?」「らいつの周りの町中の駐車場はなぜ作られるの?」などを質問し、石巻市の復興計画や取り組みの説明を受けました。
復興計画も終わりに差しかかり、ハード面(建物など)の工事は今年で終わるものが多いのと、震災の記憶を後世に伝えるため、被害のあった学校を震災遺構(震災について知ってもらう場所)として残す計画についても聞きました。
「市役所に入るのも初めだったし、震災遺構の話も知らなかったから知れてよかった。」というメンバーの感想もありました。
(株)まちづくりまんぼうでは、らいつの近くのまちなかを盛り上げるイベントやホームページでの発信について説明を受けました。
「まちなかを美術館にしたい」「子どもたちが遊べるまちにしたい」というまんぼうが目指すまちの姿に子どもたちも関心を持った様子。
また「SNSの活用をしたらもっと石巻の活動を知ってもらえるのでは?」と子どもたちから提案をする場面もありました。
ハコブネ。では、新型コロナ禍の飲食店の現状やそこから始まったクラウドファンディング(インターネットで寄付を集める活動)について聞き、石巻でデリバリーをしているというのを初めて聞いた!というメンバーも多く、ぜひ頼んでみたい!と盛り上がりました。
ハコブネ。を設立した鈴木さんの「自分のお店だけでなく、石巻みんなのお店を助けるために考えた」という思いを聞き、「石巻の飲食店が大変だと分かった」「もっと広めたい」と感想を話していました。
フィールドワーク後、振り返りをし、興味をもったところやまちづくりクラブとしてできることは何かについて考えました。
「まちのみんなで交流をしたい」「震災遺構を見に行って発信したい」「ハコブネ。とらいつの子どもたちでコラボメニューを考えてみたい」「街づくりまんぼうの取り組みをSNSで発信したい」など様々なアイデアが出ました。
今回のフィールドワークからまちづくりクラブとしてできることを考え、今年の活動を決めていく予定です!新メンバーも募集中なのでぜひ見に来てね!